紙器は、どのような材料で作られているのでしょう。
主材料は紙だとして、他にはどのような材料を用いているのか気になりますよね。
それでは今回は、紙器の材料について見ていきましょう。
▼紙器とは
紙器とは、紙製のパッケージのことです。
アクセサリーや和洋菓子、家電や贈答品などさまざまな商品のパッケージに使用されています。
■材料
紙器の主材料は、板紙などの厚い紙です。
商品によっては、樹脂などの補助材料を使用します。
■板紙の種類
紙器を作る際に使用する板紙は、紙の品種ごとに以下の種類に分けられます。
・白板紙…片面あるいは両面が白い紙のこと。
・黄ボール…藁を原料とした板紙のこと。
・チップボール…新聞古紙などを主体とした積層紙のこと。
・色ボール…他の紙とは違う素材や再生紙を使って作られる紙のこと。
■紙の原料
紙の原料は、食物繊維です。
食物繊維は、以下の2つの種類に分けられます。
・木材繊維
マツやスギなどの「針葉樹」や、カエデ・カシなどの「広葉樹」から取れる繊維のこと。
・非木材繊維
綿などの「種子毛繊維」や植物の葉からとる「葉脈繊維」のこと。
現在は、木材繊維を主としていますが、特殊な紙を作る際は非木材繊維が使用されています。
■樹脂
樹脂とは、樹木などの樹液が固まった物質のこと。
樹液は、樹皮に傷をつけた時に分泌される粘着性のある液体です。
▼まとめ
紙器の主な材料は、板紙などの厚い紙です。
紙の品種に合わせて、白板紙や黄ボール、チップボールなどの紙板が使用されています。
また、商品によっては、補助材料として樹脂などを使用している場合もあるでしょう。
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